2010年5月16日日曜日

「上海Bayから」マブ

ずっと探してた曲シリーズその2
この曲も20年以上探していたのですが、つい4日前YouTubeで発見。

20数年前のある日、ラジオを聴いていると、デビューしたばかりの女の子2人組が紹介されていて、なんでも吉本興業初のアイドルがデビューするとのことでした。そして
「この曲は愛田健二さんの「涙のみなと」という曲のカバーです」
と言っていました。それを聴いて僕はええっ?という感じでした。

愛田健二といえば昔よく見ていた「象印スターモノマネ大合戦」の常連だったこともあり、僕にとってはなじみの歌手だったからです。その愛田さんですが、大ヒットした「京都の夜」は知っていたものの、もうひとつの代表曲「涙のみなと」はなぜか一度も聴いたことがありませんでした。そういうわけで注目してこの曲を聴いたのですが、聴いてみるとすごくいい曲。「京都の夜」とは対称的なアップテンポの軽快なポップスでした。それで興味を覚えてオリジナルの「涙のみなと」を中古屋で購入、以後僕の好きな曲のひとつになりました。

ところがこのときの2人組みの名前がどうしても思い出せないのです。結局リメイク盤はヒットせず、以後僕の中では幻の2人組みになってしまいました。で、ずっと探していたわけですが、4日前めでたく発見。タイトルも歌詞もオリジナルとは微妙に違っていました。

僕は基本的にリメイクは嫌いなんですが、これは珍しくお気に入りです。まず、原曲と全くイメージが違う。それでいてメロディーのどことなく中国的な感じに詞がちゃんとあわせてある。そしてこちらのほうがアップテンポで軽快な味があります。もちろんオリジナルも絶品ですが・・・


「涙のみなと」愛田健二
「上海Bayから」マブ


ぱっぱっぱ~ ぱっぱ~や~ ぱらら~~

2010年5月4日火曜日

「風知草」山崎一美

「両国橋」と似たパターンということで、今回は「風知草」(かぜしりぐさ)という曲を紹介しましょう。
この人も元々は女優だそうです。「両国橋」の1年後ぐらいだったと思います。おそらく映画不況の影響などで当時、女優が歌手に挑戦というケースがよくあったのかもしれません。

何十年も前に1回か2回しか聴いていないのに、なぜかいつまでも耳にこびりついて離れない曲というのがあるものです。僕の場合、この「風知草」がそれにあたります。30年以上前、母親とタクシーに乗っていて偶然ラジオから流れてきたこの曲。その後ヒットもせず聞く機会もなかったのに、この曲のメロディーをずっと覚えていて、何かの拍子にふと口ずさんだりしていました。歌手名もわからず、題名も草がはいっていることしか覚えていなくて、歌詞についてもはっきりとは覚えていませんでしたが、都会の片隅でひっそり生きている自分を草に例えた曲であることはなんとなく覚えていました。

それが3年ほど前のこと、あるブログで偶然この曲のことが書かれているのを発見。おそらくこの曲に間違いないと確信。題名が判ればあとはネットで簡単に調べられる便利な時代。ヤフオクで中古盤を購入し、30年以上ぶりにこの曲と再会することになりました。


乾いた都会のひび割れた舗道
風が運んでいつのまにか根付いたという
人知れず埃まみれた風知草

「両国橋」松平純子

洋楽、邦楽いろいろあるので、何から書こうか迷ったのですが、やはりブログタイトルの由来から書くのがいいかなと・・・
ブログタイトルはずばりこの曲の出だしの一節です。
これ、数ある歌謡曲の中でもアレンジという点では一番おすすめの曲です。
70年代の曲で、ひとから聞いた話では(笑)当時ポスト藤純子といわれた女優さんだったそうです。
作詞:喜多条忠、作曲:吉田拓郎
というコンビのフォーク歌謡です。当時FM東京の「ステレオ歌謡バラエティー」という番組でしょっちゅう流れていた曲なので、この番組のリスナーには結構知られている曲です。
さて、この曲がどう凄いのか?順に説明してみましょう。
まずエコーのかかったギターの幻想的なイントロからスタート。ボサノバ調の淡々としたメロディーにのせて純子さんも淡々と歌っていきます。歌詞は喜多条忠とあって「神田川」の続編という感じですが、どこか都会的で粋な感じです。と、ここまでは割と普通なんですが・・・
それはサビ前に突然やってきます。
ジャッジャ~~~
高らかにブラスの音が鳴響きます。
これはなんだ~~~?ブラスロックか~~~?1回、2回・・・
そろそろ終りかなと思っていると、とどめの1発!こんどは最高音も加わって強烈に・・・
ジャッジャ~~~
ブラスはサビにはいっても鳴り続けます。ボーカルがかき消されようがお構いなしという感じ。
そんな中、純子さんはというと・・・嵐がこようが空襲がこようが、全く動じることなく淡々と歌い続けています。さすがはポスト藤純子?
そしてもうひとつの聴き所はエンディング。超速弾きのエレピフレーズに圧倒されます。工藤静香の「永遠の防波堤」という曲をご存知のかたなら、そんな感じといえばわかるでしょうか?もっと凄いかな?
後からじっくり聴いてみるとベースのフレーズとかも素晴らしい曲です。
ちなみに編曲は村岡健さんという吉田拓郎と親交のあるミュージシャンなのですが、凄い才能だと思います。

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