2016年9月25日日曜日

平賀さち枝に感動!

最近もインディーズばかり聴いていて、気づいたのは、結構フォーク系が多いということ。それも割りと大昔のフォーク的な要素を取り入れた音楽が多く、高田渡のカバーとかにもよく遭遇する。吉祥寺、杉並、下北沢あたりの雰囲気だ。
で、カネコアヤノという女の子がちょっと気になって調べていたときに、amazonの関連商品で平賀さち枝というシンガーソングライターに出会った。もっともその時はそれほどいいと思わなかった。視聴したのが初期の曲だったせいか、あまりにもフォークっぽすぎて少し違和感を感じたのかもしれない。そのままこの人のことはしばらく忘れていた。

その後しばらくして、YouTubeで平賀さち枝に再会したのがこの曲。

何なんだ、この懐かしい感じは???
新作昭和歌謡か???

次に聴いたのが、両A面シングル曲のこの曲。
これはPOPな感じなのだが、ときどきでてくる歌謡曲風?の節回しがなんとも言えない独特の雰囲気を出していて、またまた素晴らしい。

で、次がこの曲
いやあ、参りました。
アニメ声みたいな?平賀さち枝と素朴な疊野彩加のデュエット!
ほのぼのとしていいですねえ~~~

というわけで、最近は平賀さち枝を毎日聴いている。他では「江ノ島」もお気に入り。
で、POPな平賀さち枝を聴いた後で、フォークな旧作を聴いてみると、今度は違和感なく聴くことができた。その辺もじっくり聴いてみようかと思う。

で、アルバムを買って聴いてみたら、またまた、凄い曲を発見!!
アルバム「23歳」のラストの「パレード」
この曲のサビ、何度聴いても飽きない。これ何だろう??
もしかしたら、大傑作かも・・・

2016年4月22日金曜日

川本真琴を聴いてみた

川本真琴の売れていた時代、僕は音楽から離れていた時期だったので、代表的なヒット曲はほとんど聴いたことがなかった。なので、最近のあの話題についてもさほど興味なかったのだが、先日友達から
「川本真琴ってすごくいいよ」
と言われ、試しにYoutubeで聴いてみたら、これが大当たりだった。
で、驚いたのは、表舞台から姿を消して以後の作品がびっくりするほど良かった事。
特に「アイラブユー」というほのぼのタッチの曲が不思議なほど心に残ったので、2010年に実に9年ぶりに発売されたというサードアルバム
「音楽の世界へようこそ」
を購入してみた。

常々、理想のアルバムは「トータルなイメージを持ちながら1曲1曲はバラエティーに富んだもの」と思っていたのだが、これはまさにその通りのアルバムで、僕にとっての理想のアルバムに近いものだった。

「アイラブユー」以外にも、サイケ風味の「夜の生態系」、はっぴいえんどの「かくれんぼ」を思わせる枯れた世界「石の生活」、アコースティックで懐かしい感じの「ウグイスー」、レゲエしてる「へんね」、ふわっとした猫ソング「ポンタゴ」などなど、そこには様々な音楽がつまっているが、全体としては田舎の自然に囲まれた生活みたいな統一感があって、これぞ真のトータルアルバムと言ってもいいと思う。

いろいろ調べたところ,
売上が落ちてきた頃にインディーズに移り、以後も地道に活動を続けているらしいが、それが正解だったように思える。
「一度売れた人は二度売れる必要はない」
というのが僕の持論だが、一度名声を手に入れたら、後は何の拘束もなく自由に音楽をやっていくのがミュージシャンの理想なんじゃないかと思う。

引き続き時間を逆にたどり、セカンド・アルバム「gobbledygook」も聴いてみたが、こちらはすごいサイケ!アルバムだ。インド音楽の要素をとりいれた「キャラメル」、フルート入りの幻想的な「月の缶」、そしてお気に入りは「ドライブしようよ」。ビートルズみたいなストリングスがすばらしい。 I Am the Walrusか?という感じ。とにかくサイケ!しまくっている。

2014年8月31日日曜日

願ひごと-公園於 稲葉喜美子

先日、友達に会った時、10年以上前に僕が渡したカセットテープを持ってきてくれた。その中のカセットの1つの曲目欄に「曲目不明 稲葉きみ子?」と書かれた曲がはいっていた。自分で作ったテープなのにこの名前に全く記憶がない。一体誰だろう?
ということで、とりあえず聴いてみたら、これがすごくいい曲だった。

どうせ忘れられると思うのでしょうか
指切りを交わす子供を見かけませんね

なんていうどこか日本的な詞とメロディー。確かに昔聴いた記憶はあるが、不思議なことに曲名など全く記憶にない。
YouTubeで調べてみるとすぐ出てきて「願ひごと-公園於 稲葉喜美子」だということがわかった。
以後、この曲がお気に入りで、何回も繰り返し聴いている。
それにしてもこんないい曲、どうして忘れていたんだろう?
この曲が売れなかったのも不思議だけど・・・

2013年11月8日金曜日

恋の十字路 ザ・ライオンズ

この曲がCD化されるとはびっくりした。

ずっと探していたライオンズの「恋の十字路」が、最近、発売時と同じ「絵の中の恋人」とのカップリングシングルで、CDとして発売された。
20年ぐらい前、有線のGSチャンネルで一度だけ聴いたことがあり、一発で気に入ってしまった曲だったが、それ以後一度もこの曲を聴く機会がなかった。カップリングの「絵の中の恋人」のほうは何度か聴く機会があったのだが・・・
GS末期の曲ということで、この曲を話題にする人はほとんどいないのだが、妙に僕の感性にぴったりはまってしまった不思議な曲。曲調はブラスを配したいわゆるR&B歌謡だが、ほのぼのとした感じがすごくいい。R&B歌謡と言えば欧陽菲菲の同名異曲「恋の十字路」が名曲中の名曲と言われているが、こちらもそれに匹敵する名曲だと思う(のは僕だけか?)

2013年3月14日木曜日

踊り子 In My Life

最近、プログレをよく聴いている。これまでプログレというと演奏を重視した音楽とか、10分以上の大作が多いとか、そういうイメージで敬遠していたのだが、あるサイトのおかげで、プログレの中にもビートルズっぽい物やフォークみたいな物もあることを知って、色々と聴きまくっている。
で、最近びっくりしたのが、 Barclay James Harvest というバンドのIn My Life という曲
Barclay James Harvest /In My Life
歌謡曲通の人なら一瞬でわかると思うけど、イントロが
「踊り子/フォーリーブス」
にそっくり。「踊り子」に関してはエンディングが「今日を生きよう」(テンプターズ/グラスルーツ)からの引用というのは有名な話だが、このイントロに関してはあまり知られていないのではないだろうか?

プログレと歌謡曲という事で思い出したのが梅沢富美男の名曲「夢芝居」。こちらはだいぶ前に気づいたのだが、この曲のイントロは少し前の記事でちょっとだけ触れたKing Crimsonの21st century schizoid man からとられたものと思われる。というのも「夢芝居」の編曲者自身があるテレビ番組で
「この曲の出だしはストーンズかなんかからとったもの」と言っていたからである。ストーンズにはそれらしい曲がなかったのだが、ある日、テレビを見ていたら自動車のCMでクリムゾンのこの曲が流れてきて、その瞬間「あっ、これだ」と思った。

2012年8月23日木曜日

ZELDAというバンド

今年にはいってから80年代のガールズバンドを結構聴いている。これまでにも洋楽だったらBangles、邦楽だったらGo-Bangsなんかをよく聴いていたのだが、当時全く聴いたことがなかったZELDAというバンドを最近発見した。これが思わぬ掘り出し物だった。
 まず、ファンタジーぽいんだけど工業地帯が出てきたりするボーカルのサヨコによる特異な詞の世界。曲もエスニックっぽいフレーズがひんぱんに出てきたりするし、サウンドも適度にサイケで時には弦楽器を使ったり、ビートルズ的な音遊びにあふれている。

で、今回彼女らの代表作と言われている「CARNAVAL」(写真)「空色帽子の日」の2枚を購入したのだが、まずびっくりしたのが、「私の楽団(オーケストラ)」という戦前のオペラ風の曲のオリジナルがZELDAだったこと。この曲は黒色すみれという大正ロマン風の風変わりなユニットのカバー盤でしか聴いたことがなかったのだが、こんなクラシカルな曲をガールズバンドがやっていたというのはちょとした驚きだった。しかも作詞のサヨコは当時19才ぐらいのはず。

他にも幻想的な「スローターハウス」とか、エスニックな「小人の月光浴」とか、美しく可愛らしい「湖のステップ」とか、ストリングスがビートルズっぽい「Are You Lucky」などといった多彩な曲が展開されていて全く飽きさせない。

2012年7月30日月曜日

ヒューマン・ルネッサンス ザ・タイガース

最近、最もよく聴いているアルバムはタイガースの「ヒューマン・ルネッサンス」だ。個人的には、これが日本のPOPミュージックの歴史の中で最高傑作なのではないかと思っている。
日本のサージェントペパーズと言われるこのアルバムが発表されたのは、1968年のこと。当時のトップアイドルだった彼らにこのような売上を無視したアルバムを制作することが許されたということがまず奇跡なのだが、そこには様々ないきさつがあったらしい。
それはともかく、ポンペイの噴火を元にしたと言われる人類の滅亡と再生という壮大なテーマを持ったコンセプト・アルバムである。
最近、Prity Things というバンドの”S.F.Sorrow”というアルバムのライナーに「世界初のロック・オペラ」と書いてあるのを見たのだが、実はその数ヶ月前に出された「ヒューマン・ルネッサンス」が世界初なのではないだろうか?
このアルバムがなぜ過小評価されているかというと、それははっきりしていて、彼ら自身の作曲による曲が2曲しかはいっていないからである。が、それはザ・タイガースというアーティストの評価であって、アルバムの評価は別なのではないかと思う。すぎやまこういちや村井邦彦の手によって作られた作品であるにせよ、結果として素晴らしい作品が出来上がったことに変わりはない。
このアルバムの音楽性をひと言で言うと、クラシカルPOPということになると思う。弦楽器による重厚なアレンジ、沢田研二を中央に、左に加橋かつみの高音、右に一徳さん(笑)の重低音を配したコーラスなど、ミックスも含めて当時の世界最高水準に迫るクオリティーである。

中でも最高傑作といえるのが「忘れかけた子守唄」。おそらく日本においてシングルでないアルバムの中の一曲が人気をよんだのは、この曲が最初だと思う。後に70年代にはいってラジオで行われたGS人気投票でも、数あるヒット曲に混じってこの曲はランクインしていた。この曲は兵士とその母親を描いたある種反戦歌なのだが、どこかほのぼのとした無国籍なメルヘンっぽい世界で、宮沢賢治的な雰囲気さえある不思議な曲である。何より沢田研二、加橋かつみが交互に歌うという再結成時を別にすれば、ありそうでなかなかない貴重な曲である。

2012年2月27日月曜日

「21世紀の自殺者」0.8秒と衝撃。

昨日から一体何十回この曲を聴いているんだろう?
麻薬みたいな曲・・・

新しいのに妙に懐かしい哀愁に満ちた歌謡曲ごころをくすぐるメロディー
昔の有線ヒットにも似た世界。
最高にかっこいいベースとか、古き良き時代のロック的な雰囲気もあるし・・・
タイトルはKing Crimsonからとったのかな?

「21世紀の自殺者」0.8秒と衝撃。

2012年2月14日火曜日

はなればなれの唄 スプレンダーズ

久々に”ずっと探していた曲”第3弾です。
子供の頃、お昼前の暇な時間によく5分ぐらいのレコード会社が新譜を宣伝する番組があった。夏休みとかチャンネルつけっぱなしのときに、そういう番組を見るともなしに見ていることがよくあった。たいていは全くヒットしない曲なのだが、そんな中で数10年経っても妙に覚えている曲があるものだ。この曲がそれなのだが、たぶんそれだけ強烈な曲だったということだろう。
まずこの人達自体が謎の集団だった。歌謡コーラスのようでもありバンドのようでもあり・・・つまり楽器を持った歌謡コーラスだったわけだが・・・そして曲調はというと、これもまた謎。ジャズのようでもあり演歌のようでもあり・・・パッパッパヤッパッパなんていうスキャットまで出てくる。そしてきわめつけがシュールな歌詞。
離れ小島の椿の花は
風の吹きようで咲いたり散ったり
するそうな するそうな
・・・・
といった感じなのだが・・・
この曲もずっと曲名・グループ名がわからずにいたのだが、数年前ようやく歌謡曲黄金時代というサイトで解明された。残念ながらレコードは未入手。

2011年12月30日金曜日

ブログのテーマソング?

ブログのアクセス情報はしょっちゅう見ているのだが、やはり一番人気のあるページは「両国橋」。まあ、ブログタイトルからいって当たり前といえば当たり前だが、最近アクセスが増えているのはなぜだろう?「両国橋」は由紀さおりがリメイクしているから、由紀さおりブームが影響しているのだろうか?
そんなこともあって、名曲「両国橋」をもっと知っていただこうということで、自分でオケを作って自分で歌ったものをYouTubeにアップしてみた。あの淡々としたボーカルも真似てみたのだが、なかなかうまくいかない。そこでちょっと細工をしてみたところ、なかなかいい感じになった。純子さんも同じような細工をしているのかな?


驚いたことにアップしてから1日で20カウントを記録した。
「両国橋」恐るべし!!

2011年12月19日月曜日

「フリフリ天国」「薔薇と毒薬」高岡早紀

60年代サイケの影響でインド風の音楽が大好きだ。
シタールの音を聴くとワクワクしてしまう。
昔、友達から貰ったカセットテープの中に面白い曲を発見したことがある。

女優・高岡早紀の「フリフリ天国」
イントロからいきなりインドっぽいフレーズが始まる。
歌詞はわりと普通の調子なんだけど・・・
でもサビの
「天国の花、天国の波」
っていうところで急にあっちの世界に行っちゃってる。
ここで初めて歌詞とメロディーの整合性に納得する。

それにしても当時アイドルに近い存在だった人気女優に、どうしてこのような実験的作品を歌わせたのか?全く謎である。

今日、この曲が200円でダウンロードできることを知り、思わず購入した。今日はこの曲ばっかり聴いている。

23日追加記事
その後、高岡早紀を聴きまくっているが、その楽曲のクオリティ-の高さにはびっくりした!特に「薔薇と毒薬」は何度聴いても飽きない。60年代っぽいドコドコドコっていうドラムスやオルガンの音色やシルビー・バルタンみたいなサビや、
別れたらもう一度 恋に落としてみて
なんていう歌詞はやみつきだね。

2011年12月2日金曜日

曇天サヤカ

当初、昔の音楽を紹介するブログのつもりでいたが、いつのまにかインディーズ紹介ブログになってしまいそうだ。
最近の音楽に関してはインディーズしか聴くものがない。

最近ちょっと因縁めいた不思議な偶然から曇天サヤカという人の存在を知った。で、検索してたどりついたのが「睫毛」という曲のPV。レトロな映像に乗せて演奏はロックなのにどことなく歌謡曲っぽい哀愁を感じるメロディーやボーカルに「何か」を感じてしまった。で、CDをメールで購入したわけだが、驚いたことに間違いなく曇天さんの自筆(とは言わないか?)と思われる丁寧な返信がきて、おまけに事務的じゃない事まで書いてあり感激した。この手作り感いいなあ。

アルバム「残像とコントラスト」。独特な詞の世界もさることながら、サウンドの完成度が凄い。聞くところによるとひとつのアルバムを作るのに2年とかかけているらしい。
音楽性の広さもなかなかのもので、彼女自身が好きだと言っているはっぴいえんどの影響も「五月雨の頃」あたりには感じられるし、「空蝉」の”Like a Rolling Stone”みたいなキーボードのサウンドもなかなかいい。
同時に売り切れの「コイノシカバネ・ハナノエン」も曇天さんのご好意で特別に売っていただいたが、こちらはジャズっぽいムードに満ちている。アルバムタイトルも最高だが、この中の1曲「方南町を捨てた女」というのもタイトルのセンスがいい。

音楽って制約なしに作られたもののほうがいいんだなってつくづく思う。

2011年10月27日木曜日

「藁人形売りの少女」小南泰葉

最近、毎日聴いている音楽がある。
小南泰葉というシンガーソングライターの曲・・・
このブログに最近の音楽の事を書くことになるとは、夢にも思っていなかった。
この15年ぐらい新しい音楽は全く聴いていなかった。音楽というジャンル自体に失望していた。
もう新しい音楽からは何も得られないんじゃないかと・・・
その僕が本当に久しぶりに最近の音楽を聴いている。

きっかけは偶然だった。僕の知り合いに「賃貸人格」という名前のものすごく変わった女性アーティストがいるのだが、その人の曲に「愛しの藁人形」という曲がある。Youtube にこの曲を聴きにいったときに、関連動画の中に気になる曲があった。それが「藁人形売りの少女」だった。何気なくクリックしてみると・・・

まず第一声を聴いた瞬間、圧倒されてしまった。とてつもなく素晴らしい声だった。久々に声に感動した。メロディーは僕の一番好きなクラシカルタッチの幻想的な曲。そして背後に悲しみを秘めた不思議な詞の世界。まるでビートルズのように、美しいメロディーと難解で不思議な詞や前衛性が同居する、何もかも最近ずっと出会うことのなかった世界だった。

ちょっと大袈裟かもしれないが、音楽というジャンルに見切りをつけるのはまだ早いかなと思い直した。

新譜に近いCDを購入したのは何年ぶりだろう?カップリングの「世界同時多発ラブ仮病捏造バラード不法投棄」という意味不明なタイトルの曲がこれまた素晴らしい。一見アップテンポの元気がでる曲にも見えるのだが・・・よく聴いてみると、
「どうして菊が机に咲くのですか」
などという、これまた特異な詞の世界が繰り広げられている。
Youtubeには他にも何曲かライブ映像がアップされているが、その中では「コウモリの歌」という曲の出だしのメロディーが凄く好きだ。

藁人形つながりで出会った小南泰葉という才能。僕にとっては、もう一度音楽を見直す大きなきっかけになっているような気がする。

2011年8月26日金曜日

猿田絵夢さんならびにジャックスのこと

僕のまわりには割と創作活動をしている人が多いのだが、友人の猿田絵夢さんは小説を書いている。最新刊は「セピア・レミニサンス」。絵夢さんは本来恋愛小説が好きなのだが、今回はちょっと純文学っぽい感じに揺らいでいて、その不安定感?が逆に魅力になっている。その揺らいでいる後半の雰囲気はなかなかいい。

で、その前の作品が「ガラスの部屋」。これは僕の好きな学生運動の時代が舞台になっていて、なんとジャックスの「遠い海へ旅に出た私の恋人」の歌詞の一節が引用されているが、タイトルが間違っている(笑)しかも絵夢さんは曲を覚えていただけでジャックスを知らなかった!!それで僕がジャックスのアルバムを聴かせてあげたわけだが・・・この辺の感覚のみで緻密な計算をしないところが絵夢さんのいいところでもある?

ジャックスは僕の結構好きなバンドで、最近のお気に入りは「追放の歌」。Youtubeで知った曲だが、ライブ音源しかないようだ。

俺の背中にこだまする 人々のあの歌が
喜びの歌じゃない 追放のあの歌
昨日は俺も一緒に歌ってた

最近、こういう曲がなぜか聴きたくなる。

2011年8月6日土曜日

魔の刻の合わせ鏡/風がやまない 林葉直子

今日はひとから聞いた話ではなく、ちょっと自分の思い出話を・・・
20年近く前、作曲活動をしていて、CDを制作したことがある。歌ってくれたのはあの林葉直子さん。

将棋界に少しだけコネがあったので、林葉さんにデモテープを送った。「風がやまない」という曲が一番の自信作だったのだが、万一断られたらいやだったので、念のため全く違うタイプの「魔の刻の合わせ鏡」という謎めいた雰囲気の曲を一緒に入れておいた。ところが世の中何が幸いするかわからないもので、こちらの思惑に反して林葉さんは「魔の刻・・・」のほうを気に入ってくれて、レコーディングにOKを出してくれたのだった。確かに林葉直子のちょっと日本人ばなれした雰囲気にはそちらのほうがあっているということで、「魔の刻・・・」がA面ということになった。

歌ってくれるのが有名人ということで、SONY信濃町スタジオを使わせてもらうというマイナーレーベルとしては破格の扱いになった。

A面は知り合いに頼んでクラシックの演奏家3名が弦楽器で参加。一方B面のほうはやはり知り合いで当時学生だった岩崎英則君がピアノ演奏とアレンジの細かい仕上げをやってくれたのだが、彼は現在スクエア・エニックスでファイナルファンタジーなどの制作者として活躍中の一流ミュージシャンである。当時予感めいたものはあったものの、やはり凄い事だと思う。

担当エンジニアは有名な渡邉茂実さん。レコーディング前に、どんな感じにするか問い合わせがあったので、A面は「異邦人」のように、B面は松田聖子の「一千一秒物語」のようにとお願いした。演奏トラックのレコーディングの日、スタジオに着くとスタッフの人に、
「さっきまで松田聖子がレコーディングしていたんですよ」
と言われた。もう少し早く行けば松田聖子に会えたのに・・・と残念ではあったが、松田聖子と同じスタジオで入れ替わりにレコーディングできたのはいい思い出である。

ところでひとつだけ悔いが残っているのは、当初イチオシだった「風がやまない」がB面としてしか世に出せなかったこと。林葉さんは、
「中山美穂か今井美樹が歌えばヒットする曲だけど、私のイメージじゃない」
というようなことを言っていた。でも今となればこちらのほうが懐かしの林葉直子という感じで価値がありそうな気もする。
「風がやまない」はYOUTUBEにUPしてあるが、聞き所は「さよならが見つかれば」という部分。この部分については阿久津寛の詞も最高のフレーズだと思うが、メロディーもぴったりはまっていると思う。なにより林葉さんのヴォーカルがここだけ(ゴメンナサイ)最高にうまい。ちょっとびっくりするぐらいだ。どうせ素人の歌だと思って聴く人も多いと思うが、この部分はぜひしっかり聴いてほしい。
「魔の刻の合わせ鏡」も出だしだけUPしました。

2011年6月27日月曜日

「お熱い娘たち」田代麻紀

少年時代に好きだった曲というと普通は誰でも知っている有名な曲が多いが、例外はある。それがこの曲。当時石坂浩二主演の「僕のしあわせ」という人気ドラマがあって毎週見ていた。で、ドラマも好きだったが、その主題歌のこの曲も大好きだった。イントロを聴いた瞬間からその世界に引きこまれてしまう名調子だが、サビでちょっと調子が変わるメロディーとかアイドルものの王道を行くような感じで、詞も

女たちは胸をはずませ

あなたなんかバカみたい

のところが当時の僕にはなんとも不思議な感じで、ちょっと鼻にかかった声もすばらしく、これは絶対ヒット間違いなしと思っていた。

 ところが世の中には不思議なことがあるもので、全くヒットせず。結局このドラマ以外でこの曲を聴くことは一度もなかった。未だに歌謡曲の歴史で一番不思議なことは、この曲がヒットしなかったことである。当時は知らなかったが、ジャケットも僕の知る限りでは数ある歌謡曲のジャケットの中でこれがナンバー1だと思う。作詞作曲はあの橋本淳・筒美京平コンビ!人気ドラマの主題歌。ルックスも良し、声も良し。これで売れなきゃどうかしてる。で、売れなかったんだから、これがラストシングルになってしまったのも無理はない。


 でも世の中捨てたもんじゃない。この曲を評価する人が他にもいたようで、なんと「田代麻紀・朋ひろこコンプリートコレクション」なるCDがつい最近発売された。B級ブームもここまで来たかという感じだが・・・僕もさっそく購入したわけだが、凄まじい内容である。朋ひろこというのはこの人が田代麻紀になる前の演歌歌手時代の名前なのだが、その歌いっぷりが凄い。森進一というよりは矢吹健の女版という感じのシャウトボイスの絶叫演歌である。「お熱い娘たち」とのこのギャップは何?

 こうやって朋ひろこ・田代麻紀両者を聴き比べると、この人の不遇の歌手人生の理由がなんとなくわかってくる。朋ひろこは特異な声の持ち主である。が、その声は必ずしも万人に愛される声ではない。そのためヒットはだせなかった。そこで路線転換。平山三紀との競作で歌い方も平山三紀風の「潮風の季節」で田代麻紀として再デビュー。そして今度はさらにアイドル寄りの「お熱い娘たち」。歌い方もさらに鼻にかかった声に・・・でもちょっぴり演歌色が残っていて、それが万人に受け入れられなかった原因か?つまり迷い続けているうちに終わってしまったという事なのだろう。それはジャケットの顔が毎回別人のように変わっていることからもわかる。特異な声を持って生まれてしまったために、逆にその声につぶされてしまった歌手なのかもしれない。

2011年5月22日日曜日

毒島博士!!

更新ずっとさぼってましたが、最近久々に発見があったので・・・
これまで昔聴いた謎の歌謡曲みたいな話が続いていましたが、今日はその映画版。
子供の頃、テレビで映画を流すのが流行っていた時期があります。今思うとエノケンとか僕が生まれるずっと前のものが多かったような気がするのですが、一種のブームだったような気がします。そんな中で結構多かったのが怪奇映画。
中でも一番印象に残っているのが今日取り上げる作品。毒島博士という悪い博士が人造人間のようなものを作って次々に殺人を行っていくというストーリー。夜に駐車場でライトをつけると壁に怪物の影が映るシーンや、牢獄で変な女がわめいているシーン、そして毒島博士が自分の屋敷に乗り込んできた警察の前で怪物に襲われて最期を遂げるシーンなど今だに浮かんできます。それと子供心に「ブスジマ」という名前が印象に残っていたのでしょう。数十年たった今もこの映画のことが忘れられずにいました。題名も出演者もわからず、ずっと探していたのですが、つい最近ようやく「妖蛇荘の魔王」という作品であることが判明。なんとあの上原謙さんまで出演しているのにはびっくりしました。なんでもB級怪奇映画の巨匠みたいな人が作ったものらしいです。上映は昭和32年なので、僕が生まれる以前なのですが、だいぶたってからテレビ放映されたということになります。

2010年5月16日日曜日

「上海Bayから」マブ

ずっと探してた曲シリーズその2
この曲も20年以上探していたのですが、つい4日前YouTubeで発見。

20数年前のある日、ラジオを聴いていると、デビューしたばかりの女の子2人組が紹介されていて、なんでも吉本興業初のアイドルがデビューするとのことでした。そして
「この曲は愛田健二さんの「涙のみなと」という曲のカバーです」
と言っていました。それを聴いて僕はええっ?という感じでした。

愛田健二といえば昔よく見ていた「象印スターモノマネ大合戦」の常連だったこともあり、僕にとってはなじみの歌手だったからです。その愛田さんですが、大ヒットした「京都の夜」は知っていたものの、もうひとつの代表曲「涙のみなと」はなぜか一度も聴いたことがありませんでした。そういうわけで注目してこの曲を聴いたのですが、聴いてみるとすごくいい曲。「京都の夜」とは対称的なアップテンポの軽快なポップスでした。それで興味を覚えてオリジナルの「涙のみなと」を中古屋で購入、以後僕の好きな曲のひとつになりました。

ところがこのときの2人組みの名前がどうしても思い出せないのです。結局リメイク盤はヒットせず、以後僕の中では幻の2人組みになってしまいました。で、ずっと探していたわけですが、4日前めでたく発見。タイトルも歌詞もオリジナルとは微妙に違っていました。

僕は基本的にリメイクは嫌いなんですが、これは珍しくお気に入りです。まず、原曲と全くイメージが違う。それでいてメロディーのどことなく中国的な感じに詞がちゃんとあわせてある。そしてこちらのほうがアップテンポで軽快な味があります。もちろんオリジナルも絶品ですが・・・


「涙のみなと」愛田健二
「上海Bayから」マブ


ぱっぱっぱ~ ぱっぱ~や~ ぱらら~~

2010年5月4日火曜日

「風知草」山崎一美

「両国橋」と似たパターンということで、今回は「風知草」(かぜしりぐさ)という曲を紹介しましょう。
この人も元々は女優だそうです。「両国橋」の1年後ぐらいだったと思います。おそらく映画不況の影響などで当時、女優が歌手に挑戦というケースがよくあったのかもしれません。

何十年も前に1回か2回しか聴いていないのに、なぜかいつまでも耳にこびりついて離れない曲というのがあるものです。僕の場合、この「風知草」がそれにあたります。30年以上前、母親とタクシーに乗っていて偶然ラジオから流れてきたこの曲。その後ヒットもせず聞く機会もなかったのに、この曲のメロディーをずっと覚えていて、何かの拍子にふと口ずさんだりしていました。歌手名もわからず、題名も草がはいっていることしか覚えていなくて、歌詞についてもはっきりとは覚えていませんでしたが、都会の片隅でひっそり生きている自分を草に例えた曲であることはなんとなく覚えていました。

それが3年ほど前のこと、あるブログで偶然この曲のことが書かれているのを発見。おそらくこの曲に間違いないと確信。題名が判ればあとはネットで簡単に調べられる便利な時代。ヤフオクで中古盤を購入し、30年以上ぶりにこの曲と再会することになりました。


乾いた都会のひび割れた舗道
風が運んでいつのまにか根付いたという
人知れず埃まみれた風知草

「両国橋」松平純子

洋楽、邦楽いろいろあるので、何から書こうか迷ったのですが、やはりブログタイトルの由来から書くのがいいかなと・・・
ブログタイトルはずばりこの曲の出だしの一節です。
これ、数ある歌謡曲の中でもアレンジという点では一番おすすめの曲です。
70年代の曲で、ひとから聞いた話では(笑)当時ポスト藤純子といわれた女優さんだったそうです。
作詞:喜多条忠、作曲:吉田拓郎
というコンビのフォーク歌謡です。当時FM東京の「ステレオ歌謡バラエティー」という番組でしょっちゅう流れていた曲なので、この番組のリスナーには結構知られている曲です。
さて、この曲がどう凄いのか?順に説明してみましょう。
まずエコーのかかったギターの幻想的なイントロからスタート。ボサノバ調の淡々としたメロディーにのせて純子さんも淡々と歌っていきます。歌詞は喜多条忠とあって「神田川」の続編という感じですが、どこか都会的で粋な感じです。と、ここまでは割と普通なんですが・・・
それはサビ前に突然やってきます。
ジャッジャ~~~
高らかにブラスの音が鳴響きます。
これはなんだ~~~?ブラスロックか~~~?1回、2回・・・
そろそろ終りかなと思っていると、とどめの1発!こんどは最高音も加わって強烈に・・・
ジャッジャ~~~
ブラスはサビにはいっても鳴り続けます。ボーカルがかき消されようがお構いなしという感じ。
そんな中、純子さんはというと・・・嵐がこようが空襲がこようが、全く動じることなく淡々と歌い続けています。さすがはポスト藤純子?
そしてもうひとつの聴き所はエンディング。超速弾きのエレピフレーズに圧倒されます。工藤静香の「永遠の防波堤」という曲をご存知のかたなら、そんな感じといえばわかるでしょうか?もっと凄いかな?
後からじっくり聴いてみるとベースのフレーズとかも素晴らしい曲です。
ちなみに編曲は村岡健さんという吉田拓郎と親交のあるミュージシャンなのですが、凄い才能だと思います。